今までは、朝起きたら、30分間、心を見つめ、思考を止める瞑想をしていた。
これが先月ぐらいから、「呼吸に意識を向ける」瞑想に変えた。
変えたきっかけは、NHKラジオで、「マインドフルネス」について話されていたのを聞いたことだ。
マインドフルネスはネットや本などでどんなものか、だいたい分かっているつもりだったが、ラジオを聴いているうちに、心をいれてやってみようか、という気持ちになったのだ。
マインドフルネスと言葉は洒落ているが、「呼吸に意識を向ける」瞑想とは、禅の髄息観と同じだと思う。
髄息観のワンステップ前と考えていいのが、数息観。
髄息観をしていると、やがて体全体の力が抜けていくのが分かる。
私は座るとき、結跏趺坐はできないので半跏趺坐で瞑想する。
20分ぐらいで足がしびれてくるので、足を組み替えなければならない。
ところが、髄息観をすると、30分、40分経っても足がしびれないのだ。
おそらく「脱力」したためだろう。
呼吸に意識を向けていると、やがて心の中のおしゃべりも静かになってくる。
だが最近は、おしゃべりがなかなか止まなくなってきた。
体が脱力するのは維持できているので、呼吸に意識を向けながら、心が無になるようにしていきたい。